
現場で長年使い込んできた道具を整理したいと、ある職人の方がご来店されました。今回お持ちいただいたのは、マキタの電動工具システム「マックパック」を運搬するための専用台車、トローリA-60648です。新しいシステムへの切り替えに伴い、これまで現場で頼れる相棒として重い荷物を運び続けてくれたこのキャリーを、大切に使ってくれる次の方へバトンタッチしたいという想いを伺い、私も専門家として真摯に査定させていただきました。お持ちいただいたA-60648は、マックパックシリーズを積み重ねて固定し、軽快に運搬できる優れた製品です。建設現場などの過酷な環境では、階段の昇り降りや段差の乗り越えなど、キャリーへの負荷は想像以上に大きいものです。お客様の品物は、プラスチック製のフレーム部分に現場仕事特有の細かな擦れや汚れはありましたが、肝心の車輪の回転は非常にスムーズで、マックパックを固定するためのベルトやバックルのロック機構も欠損なく、しっかりと動作する状態でした。現場の道具は飾りではなく、いかに機能的であるかが価値の基準ですので、この実用性が損なわれていない点は非常に高く評価できるポイントです。査定において私が最も重視したのは、車輪の耐久性とフレームの歪みの有無です。このキャリーは最大積載量が設定されていますが、過積載や激しい衝撃によって車輪の軸が曲がったり、フレームに亀裂が入ったりすると、安全な運搬ができなくなります。今回は車軸にガタつきがなく、フレームの強度も保たれていたため、プロの現場でも即戦力として使用できると判断しました。市場においてもマックパックシリーズは非常に人気が高く、それを支えるこのトローリも中古需要が安定しているため、その耐久性と動作の健全性を考慮して、自信を持って最高額を算出いたしました。道具をお持ちの方にいつもお伝えしていることですが、プラスチック製のツールケースやキャリーを売却する前にお手入れをする際は、強い溶剤や研磨剤の使用は避けてください。汚れを落とそうとしてシンナーや強力な洗剤を使ってしまうと、樹脂が劣化して脆くなり、ヒビ割れの原因になってしまいます。また、車輪周りに巻き付いたゴミや砂利は放置せず、時々取り除いてあげるだけで、キャリーの寿命は劇的に延びます。査定に出す際は、無理に新品のように綺麗にしようとせず、軽く泥を拭き取る程度で十分ですので、そのままの状態でお持ちいただくのが一番です。今回、お客様にはご納得いただける査定額を提示することができ、新しいシステム導入の資金として役立てていただける運びとなりました。数ある店舗の中から当店を選んでいただき、大切にされてきた道具を託していただけたことは、鑑定士として何よりの誇りです。もしお手元に、現場で活躍したものの今は出番が減ってしまった電動工具や周辺機器がございましたら、その価値をぜひ一度確認しにいらしてください。一つひとつ丁寧に状態を拝見し、誠実な査定をさせていただきます。



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